日本1 柔軟で誠実な段ボール屋さんを目指して
「できないは言わない」を信念に
有村紙工で働き始めたのは20代です。大学卒業後、三年間シート会社で修行をして、入社しました。 最初は、社長に認めてもらうためにがむしゃらに働きました。 その中でとても大切にしていた信念が「できない」ということを言わないということです。 というのも、ちょっとした社長との小話なのですが、 ある仕事をしている時に、社長から「あの仕事どうなってる? できないなら、代わりにやるからいいよ」と言われたことがありまして、その時に何もかもを見透かされているような気がして、ものすごく悔しい経験をしました。 それ以来「”できない”は言わない」を口にしないと心に決めました。 その決意は、今のお客様の対応の軸になっています。 会長・社長と話しをしていて、心に沁みついているものがあります。 「困ってたり、有村紙工に期待して、相談してきてくれている内容に対して、断ることはとても簡単。 そしてその期待以上に応えることはとても大変。ただその期待に応えるからこそ、お客様に信頼される。」 この言葉も「”できない”は言わない」という私の信念に繋がっているんだと思います。 この言葉は、私も会社では口酸っぱく言っています。中には、「もうそれ何回も聞いてるよ~」って思っている人も多いかもしれませんね。 でも忙しい時や、どうしても初心を忘れてしまう時は誰しもあると思うので、そん時のためにも私が先頭を切って発信しています。
社員の方達へも誠実に
社長は常々「何かあったら、言いに来て欲しい。」ということを社員の方達に言い続けています。これは、社員の人達にも何か不安や不満を持った状態は働いて欲しくないという思いがあるからです。私も同じ思いです。 社員の人達、みんなに幸せになってほしい。不安を抱えたまま仕事をすることは、双方にとって良くないことですからね、、、 社員からは仕事内容の話や、お金のこと、家族のことなど多種多様な相談がありますが、その一つ一つに誠実に話し合っています。 困ったことや、もっとこうしていきたい!など、どれも大事な相談内容です。 そういったことを共有していってこと、お互いより良い関係が築けていけると思ってます。 その積み重ねがアットホームな雰囲気作りに繋がっているんだと思います。
製造部門や関わる社員の方々への感謝
営業活動を行っていて、日々感じることがあります。 私はトラックが運転できるわけでも、製造ができるわけでもありません。なので、皆の協力があって、仕事ができているということを感じています。 段ボールの仕様について製造部の方達に相談すると、製造部の人達もできないということは言わず、どうやったら叶えることができるかを考えてくれます。 それは、有村紙工の強みだと思います。たまに、製造部の方に「言ってくれたらできたのに!」とか、「持って来てくれれば、なんとかするよ!」という言葉を掛けて頂きます。 本当に頼もしいチームと思うことが多いです。 生産設備のレパートリーが多く、生産できる製品の幅が広いという強みがあるからこそ、全員でどうやったら実現できるかを考えることができると思います。 そんな有村紙工のメンバーを誇りに思いながら、みんなの想いが乗っかっている段ボールをしっかりお客様にも届けて、満足して頂きたいですね。
社員みんなへの信頼関係
製造業として、「管理」という言葉はいつも頭を悩ませます。 ただ、私は細かいところまで管理して、段ボールを製造すればいいかと言われたら、そうではないと思っています。段ボールはとても種類が多いです。 今年やっていた仕事が来年も同じかと言うと、決してそんなことはありません。 常に臨機応変に流れていきます。 それに対応するためにも管理をがちがちにすればいいというものではないと考えています。 その流れに対応するためには、各部署(営業、業務、製造、配送)のメンバーがその時その時に応じてしっかり判断して行動する。その積み重ねがより良い対応に繋がってくると思っています。 そういった現場がスピーディーに判断できるようにするために、自由に働ける環境を用意することが私は大切だと思っています。そのためにも信頼関係は大事です。 「お客様の大切な商品を守るために段ボールを提供する」という目的を達するために、常に有村紙工のメンバーには信頼を置いて活動しています。 この思いはなるべく全員と共有していきたいですね。
最後に一言
今まで有村紙工としては、飛込営業など自ら行動して営業活動をするということをして来ませんでした。 ありがたいことに、今日まで紹介だったりでお声掛けを頂いて、お仕事をさせて頂いております。 私としては、こんなに臨機応変な対応力や、技術を持った会社、信頼できるメンバーが揃っている会社をこのままにしておくのが勿体ないと思っています。 もっと色んな方達に知って頂いて、対応・技術を体感してもらいたいと思っています。 このインタビューやサイトが、そんなきっかけになって頂けたらと思っております。